吉祥寺集会に集っています武井です。 わたしは鳥取県の米子の高校だったので、東京から帰省するときはこの福知山線か京都か、いずれにしても三田を通りました。今日もこの景色に心が和む思いです。 今日ここに参加できたこと、本当に感謝です。ありがとうございます。 今日は大げさな表題なのですけれども「本当に喜びの信仰生活を送っていますか」というテーマにさせて頂きたいと思います。今日はお二人の結婚式、おふたりには祝福だったと思いますけど、おふたりが選ばれたみことばがテサロニケ人への手紙第I、5章16節でした。 テサロニケ人への手紙第I、5:16
ベック兄もこれを通して結婚式でメッセージをされました。ほんとうに喜んだ信仰生活を送っていますかと、自分自身に問いかける問はいつもあるのではないかと思います。 今日兄弟の証しは、ルカの放蕩息子の証しだったのですね。ちょっと開いてみましょう。兄弟はご自分を放蕩した弟に例えてお話しくださいました。それでほんとにすべてを失って、高ぶりを捨て、お父さんである父なる神のもとに帰って、今の祝福に預かられているわけですね。そして今日のような喜びを味わっておられます。 今日のお話しは前半でした。それでみなさんよくご存知のように、この兄弟にはお兄さんがいます。お兄さんはどうだったかと云うと、 ルカの福音書15:28-32
つまりお兄さんは、確かにお父さんという神様のもとにいたのですけど一つも喜んでなかったのです。なぜ喜びがなかったか。この兄さんはほんとうの喜びを体験していなかった。神様は人間に対して、罪を犯した私たちに対してあらゆるみわざをなして恵み、提供してくださっています。それは私たちが受け継ぐ永遠の財産でもあります。 ヘブル人への手紙9:15
イエス様の死は、イエス様の持ってらっしゃる財産をすべて私たちに与えるという遺言であるわけなのですね。それはそれはすばらしい財産が私たちに与えられています。それは、コリント人への手紙第Iでは義と聖めと贖いと呼ばれています。 コリント人への手紙第I、1:30
つまりイエス様は、私たち人間に対してあらゆる犠牲を払って、ご自分にある財産を全部私たちにくださった。それは事実なんです。それは贖いであり、義であり、聖でもあり平安であり愛であり。それは私たちの財産であると約束されているのですね。 にもかかわらず、それを本当に自分のものとすることができていないのはなぜかということなのです。喜びの生活の秘訣はそのあたりにあるのではないかと思うのです。結局それは、その財産を自分のものとして享受する、受け取ることができちるかどうかなのですね。 この兄さんは、与えられているということは理解していたのですけど、弟のようにお父のところに入り込んで行って掴むということをやっていないのです。つまり信仰によって要求するということを行っていなかったと思うのです。 与えられた事実を完全に自分のものとして認め、しかもそれを要求していく。そのことがなかったら、やっぱりこの財産を自分のものとして体験しきれないと思うのです。信仰とは、と言うことになると間違いなくヘブル人への手紙です。 ヘブル人への手紙を開いてみましょう。みなさんも何回も何回もお読みになったでしょう。 ヘブル人への手紙11:1
信仰は望んでいる事柄を保証する、つまり望んでいることを要求していくことが具体化されていく。要求なくして、具体化されない。あるということを知っていても、それを自分のものにできないということができると思います。 わたしたちはふたつの種類には分けられませんけど、豊かな財産をもらっているのに、あらゆる自分の努力をもって自分の義の行いをもって自分のものにしようとする人と、一方、もうすでにもらっちゃったって安心しきちゃって、もうおしまいというタイプに陥ってしまいます。 あくまで信仰は、「望んでいる」事柄、信仰をもって要求することが求められていると思います。 ローマひとへの手紙5:1-2
望みがあるのです。こういう自分の願いそのものがはっきりしている、そこにはじめて体験、享受、喜びがあります。 与えられた本当に大きな財産。イエス様という大きな財産を持っているという確信、そしていつもそのことに心を集中していくことが、祝福のキーポイントになるのではないかと思います。 あくまでも自分の力によってそれを獲得するのではなくて、自分の霊的な力、つまり信仰の力によって獲得していくことが必要ではないかと思います。 最後にローマ人への手紙6章を読んで閉じたいのですけど、 ローマ人への手紙6:6-11
もう罪に対してわたしたちは死んでいる、神に対して私たちはキリスト・イエスにあって生きている者である、イエス様の命とともに生きている、そのことを確信し、体験していく。そのことによって、喜びの生活に導かれていく。 今日は短いメッセージということですので、これでおわります。 |